生産背景について

アパレルODMとは?OEMとの違い・選び方・依頼から量産までの流れ

アパレル ODMの意味とOEMとの違いを解説する記事のメインビジュアル

アパレルの商品づくりを外部に任せようと調べると、「OEM」と「ODM」という2つの言葉が出てきます。似ているようで、依頼する側が用意するものや、作り手に任せられる範囲が大きく違います。

本記事では、レディースアパレルのOEM・ODMを1978年から手がける株式会社アイガーが、ODMの意味とOEMとの違い、依頼したときの流れを4つの段階に分けて解説します。

作成者 株式会社アイガー 代表取締役 西川 篤史 会社情報

作成日 2026年10月1日 最終更新日 2026年10月1日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約6分

アパレルのODMとは、どんな生産方法ですか?

ODMは、商品のアイデアの段階から作り手が関わり、企画提案・デザイン・開発・製造までを引き受ける方法です。依頼する側に完成したデザインがなくても、ブランドの方向性をもとに商品を形にできます。一方のOEMは、すでにあるデザインや仕様にもとづいて製造する方法です。

OEMとODMの違いを3つの点で比べる

いちばん大きな違いは、デザインと仕様を誰が用意するかです。そこから、依頼する側の準備と、向いているケースも変わってきます。

比べる点 OEM ODM
デザイン・仕様依頼する側が用意する作り手が企画から提案する
依頼する側の準備デザイン画・仕様書などブランドの方向性やイメージ
向いているケース作りたい服が決まっている何を作るかから相談したい
アパレル ODMとOEMで作り手に任せる範囲の違いを2列で示す図 図1 OEMとODMで、作り手に任せる範囲の違い ODMで任せられる範囲 OEMで任せる範囲 企画・商品の提案 デザイン・素材の選定 パターン・サンプル・量産 (企画・デザインは依頼する側) パターン・サンプル 量産 ODMは、OEMよりも前の工程から作り手が関わる方法です。 出典:株式会社アイガー よくあるご質問「OEM・ODMの違い」(2026年10月1日確認)

ODMとOEMは、どちらを選べばよいですか?

作りたい服のデザインと仕様が決まっているならOEM、何を作るかから相談したいならODMが合っています。判断に迷う場合は、手元にある資料の量で考えると整理しやすくなります。

手元の状態から選ぶ4つのケース

01もしデザイン画と仕様書がそろっているなら、OEMで製造を任せる方法が合っています

02もしデザインはあるが素材や仕様を決めきれていないなら、OEMを軸に素材や仕様の提案を受ける方法があります

03もしブランドのイメージはあるが服の形が決まっていないなら、ODMで企画提案から始めるのが近道です

04もし何を作るかもまだ決まっていないなら、ODMでブランドの方向性の整理から相談できます

どちらか一方に決めてから相談する必要はありません。アイガーでは、ご希望の商品づくりに応じて、OEMとODMのどちらが合うかをご提案しています。

出典:よくあるご質問「OEM・ODMの違いがよく分からないのですが、相談できますか?」(2026年10月1日確認)。

アパレルのODMは、どんな流れで進みますか?

アイガーのODMは、企画・提案、パターン作成、サンプル作成、生産管理の4段階で進みます。同じ窓口が最初から最後まで担当するため、企画の意図が量産まで引き継がれやすくなります。

アパレル ODMの依頼から納品までの流れを4段階で示す図 図2 アパレルODMの4つの段階 STEP 1 企画・提案 市場やトレンドを 踏まえて提案 STEP 2 パターン作成 素材やシルエット に合わせて設計 STEP 3 サンプル作成 実物で着心地と 仕上がりを確認 STEP 4 生産管理 納期と品質を 管理して量産 各段階で確認を重ねるので、途中で方向を修正できます。 出典:株式会社アイガー「レディースアパレルのOEM・ODM」制作の流れ(2026年10月1日確認)

サンプルは2〜3週間前後、生産は約30〜60日が目安

アイガーの目安では、サンプル作成に2〜3週間前後、生産に約30〜60日かかります。時期やロット数によって前後し、再サンプルがあればその分だけ延びます。発売したい時期が決まっている場合は、そこから逆算して早めに相談を始めてください。

アパレル ODMで生産にかかる期間の目安を幅で示す図 図3 生産にかかる期間の目安 約30日 約60日 サンプル作成(2〜3週間前後)のあと、生産に入ってからの期間です。 時期やロット数によって前後します。 出典:株式会社アイガー よくあるご質問(2026年10月1日確認)

出典:レディースアパレルのOEM・ODM・よくあるご質問(2026年10月1日確認)。

ODMを依頼する前に、何を用意しておけばよいですか?

ODMでは完成したデザイン画は必須ではありません。そのかわり、ブランドの方向性、届けたい人、参考になる服の写真、発売したい時期があると、提案の精度が上がります。下のチェックで、準備の状況を確かめてみてください。

アパレルODM 相談前の準備チェック(6項目)

準備できているものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個方向性が固まっていなくても相談できます。まずはブランドのイメージを言葉にするところから始めましょう。
3〜4個ODMの提案を受けやすい状態です。発売時期と販売価格の目安を加えると、具体的な仕様の話に進めます。
5〜6個準備は整っています。集めた資料をもとに、企画・提案の打ち合わせから始められます。

アイガーのODMには、どんな特徴がありますか?

レディースアパレルに特化し、企画から生産管理までを一貫して担う点が特徴です。国内外の工場と直接連携しているため、試作や仕様変更にも対応しやすい体制をとっています。ブランドづくりに伴走する姿勢を大切にしています。

日本・中国・ベトナムの生産ネットワークから生産先を選ぶ

アイガーは、日本・中国・ベトナムに生産ネットワークを持ち、仕様やロットに応じて生産先を選定しています。生地は、中国の生地市場で長年のパートナーと組んで探すこともあります。カットソー・シャツ・ニットを得意とし、素材や付属品の手配から一括でお任せいただけます。

ODMをご利用いただいたお客様からは、次のような声をいただいています(2026年10月1日時点で当社サイトに掲載)。

「素材や仕様に関しても『こうすればコストを抑えられる』『この形状の方がシルエットが美しくなる』といった提案を積極的に出していただき、プロ目線でのサポートが本当に心強かったです。」

(大阪府・40代のお客様/個人の感想であり、提案の内容は仕様や素材によって異なります)

出典:生産スピード(生産ネットワーク)・中国出張レポート・お客様の声「理想のデザインを、安心のクオリティで」(2026年10月1日確認)。

アパレルのODMについて、よくあるご質問は?

ODMを検討している方からよくいただく質問をまとめました。期間や対応範囲は仕様や素材によって変わるため、目安としてご覧ください。契約に関わる内容は、取引の前に個別に確認することをおすすめします。

アパレルのODMとOEMは、同時に相談できますか?
できます。株式会社アイガーはOEMとODMの両方に対応しているため、ご希望の商品づくりを伺ったうえで、どちらの進め方が合うかを一緒に考えます。違いがよく分からない段階でのご相談も歓迎しています。

ODMを依頼すると、デザインの権利や方向性は誰が決めるのですか?
ブランドの方向性を決めるのは、依頼するお客様です。ODMでは作り手が企画やデザインを提案しますが、採用するかどうか、どこを変えるかはお客様が判断します。権利の扱いなど契約上の取り決めは、取引ごとに事前に確認してください。

ODMで扱えるのは、どんなアイテムですか?
アイガーでは、レディースアパレルを中心に、カットソー・シャツ・ニットなど幅広いジャンルに対応しています。ご希望に合わせて最適な仕様をご提案します。

ODMのサンプルは何回まで作り直せますか?
回数は仕様や内容によって変わります。アイガーでは、仕様確定後にサンプルを作成し、修正や再サンプルにも柔軟に対応しています。再サンプルの分だけ期間が延びるため、スケジュールと合わせてご相談ください。

海外生産と国内生産は選べますか?
選べます。アイガーでは、コスト重視や品質重視などのご要望に合わせて、日本・中国などの生産背景から最適な生産先を選定しています。

アパレルのODMは、どの段階から相談できますか?

企画や仕様が決まっていない段階から相談できます。アイガーでは、初めてOEM・ODMを依頼する方にも、ブランドの方向性やイメージを伺いながら企画提案からお手伝いしています。OEMとODMのどちらが合うかも、相談の中で一緒に整理できます。

作りたい服のイメージを、ODMの企画提案で形にしませんか

ブランドの方向性や届けたい人をお聞かせください。アイテム・素材・スケジュールの考え方からご提案します。

お問い合わせ・お見積りはこちら

出典:業界最前線のデザイン力・よくあるご質問(2026年10月1日確認)。